経営ビジョン
ベネフィット・ワンの中長期的な経営戦略~ 国内最大のBtoEプレイヤーとしての強みを更にステージアップ ~
ベネフィット・ワンでは、企業理念及び中長期的な経営戦略の実現に向けて、中期経営計画(2024年3月期から2026年3月期までの3ヵ年計画)を策定し、2023年5月に公表しております。
中期経営計画においては、以下のテーマに注力し取り組んでまいります。
①会員基盤の拡大②決済事業の収益化③ヘルスケアサービスの拡大④経営の効率化⑤サステナビリティ・ESG経営
①会員基盤の拡大
ベネフィット・ワンでは、企業の人事部門における人材獲得・定着課題への対応策、あるいは公平な待遇改善策として、企業規模や雇用形態、性別等によらず、幅広い層の方々に福利厚生サービスをご利用いただけるよう積極的に営業活動を展開しております。
また、福利厚生やヘルスケアなどの人事労務関連の多様なアウトソーシングサービスと連携して人事・健康データの管理・活用を可能とする「ベネワン・プラットフォーム」を開発しており、中長期で同基盤の機能拡充や連携を進めることで顧客企業の利便性改善を図り、人と組織のパフォーマンス向上にも貢献してまいります。
②決済事業の収益化
ベネフィット・ワンでは、福利厚生事業で培ってきた顧客企業従業員とサプライヤのネットワークを活かし、サービスマッチングで生じる決済を給与天引きの仕組みを使って代行する事業に取り組んでおります。顧客企業ごとに購買情報をとりまとめて決済代行し、流通コストの低減を図ることで、顧客企業従業員、サプライヤ双方の満足向上を目指しており、この取り組みによって生じる決済手数料を、中長期で当社グループの新たな収益の柱としていく考えです。
さらに将来的には、決済手数料で得られる収益を原資に、福利厚生サービスの会費単価引き下げも視野に入れており、一層の会員獲得とサービス絵流通拡大に取り組んでまいります。
③ヘルスケアサービスの拡大
健康経営や人的資本経営など、企業の人事部門では、従業員の心身健康管理への関心が高まっております。一方で、企業内においては人手不足の事情があることから、今後は、健診・保健指導等のアウトソーシングサービス活用が一層進むと見込んでおります。また、コロナ禍を経て、今後は感染症対策も健康経営のテーマになると考えております。
ベネフィット・ワンでは今後想定される顧客需要の高まりに機動的に応えていけるよう、福利厚生の既存顧客基盤へのサービス横展開など営業効率化に取り組んでまいります。
また、福利厚生事業に比べて遅れている健診・保健指導事業のデジタル化、標準化を進めることで、中長期で収益力改善にも取り組んでまいります。
④経営の効率化
ベネフィット・ワンでは、主力の福利厚生事業で培った経営資源を多重的に有効活用しながら事業を横展開するとともに、業務の標準化やIT化等にも取り組むことで、経営効率を高めてまいりました。
中期経営計画においては、会員拡大による事業規模拡大を目指すと同時に、継続的なBPR、働き方改革等による収益構造の改善、及びソウフトウエア資産等先行投資の収益寄与等による収益力向上を目指しております。
これらの取り組みを通じ、成長と経営効率化の両立を図り、売上高経常利益率及び自己資本等j基準利益率(ROE)の継続的な維持・向上に努めてまいります。
⑤サステナビリティ・ESG経営
ベネフィット・ワンでは中期経営計画において、顧客企業の規模や雇用形態、性別によらず、あらゆる人々に公平に福利厚生やヘルスケア等のサービスをご利用いただくことを目標に据えると同時に、新たに決済事業を立ち上げ、低コストで環境にも優しいサービス流通の構築を目指しております。
ベネフィット・ワンでは、持続的な成長と企業価値向上のためには、ESG等の社会的要請の視点を事業戦略にも取り入れ、企業価値創造の取組みを常に深化させていくことが重要であると考えております。
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